山岳総合センター研修講座・特設講座「講師研修会3(冬山)」に参加してきました
1月最後の土日、鹿島槍スキー場トップからのびる黒沢尾根で、雪質観察、雪崩埋没者の捜索救出訓練・搬送訓練をどう展開したら良いか検討し、講師または山岳関係のリーダーとしての資質を高める目的とした講座が開かれました。
二日目は薄曇りでしたが、二日間とも穏やかな青空。眼下の青木湖もよく見えます。右手に見えるのが先日滑ったヤナバスキー場だよ。
のんびり物見遊山に来たわけではありません。まずはゲレンデトップから少し上がった場所で、雪質観察を講師の東先生が説明しています。降り積もった雪は圧縮され、また途中で雨が降ったり、暖かい日差しで融けたりと何層にもなっています。これを指使ったり、ペン先使ったりして深さを記録していきます。観察面は日陰の場所だよ。
雪温計で温度を測定、記録していきます。雪温は表面は外気温に近く、地表付近では0℃に近いですが、途中まで下がっていき逆転する所があります。
上から叩いて(叩き方に順番があります)切り出してみました。何層にもなっている雪は柔らかかったり、硬かったりと色々あります。こういう層の違いがいろんな原因で雪崩になります。その判断のためにこんなテストを行うのです。イメージはわかりますが、実際の判断には経験が要りそうです。
講師の先生の説明の後は班毎に各自ピットを掘って体験。ピット掘りは来月の雪洞掘りの練習にもなります。(場所は違うけど積雪層の感覚もつかめますね)
スプレーすると層によって色の濃い部分があります。(スプレームラじゃないよ)
初めての経験ばかりで、初日の研修はあっという間に終わってしまいました。この後、センターに戻って雪崩のメカニズム等の講義、翌日の研修内容を班別に協議して本日の講習会は終了。その後は食事と宴会となりました。
翌日は黒沢尾根をもう少し先の鹿島槍がよく見える所まで移動しました。
繰り返しになりますが、今日は遊びに来たわけではないですよ~。でも同じ訓練も気持ちよくやりたいですね。
さて、今日は埋没者の探索・・と言っても、初めてなのでビーコンだけ埋めて、その電波特性を体験します。
チーム毎に分かれて、リーダーの元捜索開始。15分を過ぎると急速に生存率が下がるので、自分達の安全も計りつつ、かつチームワーク良く確実に掘り出す必要があります。遺留品も気をつけながら、ビーコンであたりをつけて、最後はゾンデ棒で埋没者を探します。ゾンデ棒の扱いは結構経験が要ります。なかなか当たらなくてあせる![]()
チーム別体験から講師の先生が入ってくれましたが、最後に先生の装備で探索模範。ビーコンであたりをつけるまでも素早いです。(我々だとウロウロしちゃいます。このあたりは装備の差ではないですね)
掘るのも早い。先生のゾンデ棒は探索機能付きですが、やはりこのあたりも経験の差がでます。開始から見つけるまでわずか3分。
続いてツェルトを使った搬送訓練。被験者は手を上げる人がいないので結局ジャンケンで決めました。アンカーポイントはなるべく底に近いところで作る。背中の部分にしわが寄らないように、そして搬送中に上があかないように作るのがポイント。アンカーはスリングをグローブヒッチで結びつけ、この両側のをセンターでシートベントで連結させると横方向は完成。アンカーは肩、ひじ、ひざが基本ポイント。傷病部に当たる時はずらす。
最後に引くメインザイルと後ろや横からおさえるスリングを結びます。
さて、後は舟曳人夫よろしく引っ張ります。こういうもののお世話になったり、お世話する事のない登山を心がけたいですが、冬山は何が起こるかわかりません。
今回は短い時間だったが、有意義な講習会でした。また、来月のための山の感覚もつかめ、参加して良かったように感じた2日間でした。




















































































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