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斑尾高原・袴岳 ~やまたみ倶楽部3月山行~

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1やまたみ倶楽部、平成22年度最後の山行は斑尾高原・袴岳
今年1月に計画したものの大雪により行き先変更、3回目の計画で3月6日日曜日ようやくやってきました。

以前は静かな山歩きが楽しめたそうですが、この日も35名ほどのグループがやってきたりと、人気が出てきたようです。
SNSの普及等情報が溢れ、アクセスに要するコストも下がったことは観光立国信州にとっては追い風の一方、この日は安易なグループ行動も目にしたりすると、改めて山岳観光について考えさせられました。

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袴岳頂上から見た日本百名山、2454m妙高山。よく見ると右外輪山の肩から三角のピークが見えますが、これが2462m火打山のようです。

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視線を北(右)に移すと容雅山そして不動山さらに大毛無山といった新潟の山々が見えます。
その先は日本海へと続きますが、この日は気温も高くもやっていて見る事は出来ませんでした。

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視線を南(左)に移すと黒姫山2053.4m。奥には戸隠連峰から連なる峰々が連なって見えます。
地図で見ると、ちょうど新潟県が長野側に大きく食い込んでいる場所にあたります。

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さらに飯綱山1917.4mが見えます。遠くにはうっすらと北アルプスが見えていましたが、この日は風も弱く気温が高くて霞んでよく見えません。

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こんな景色を眺めながらの昼食は楽しいですね。
スタッフのふたりは餃子を焼いて食べてました。1個ごちそうになりましたよ。
冬は生肉や魚が持ってこれるので、こんな一工夫の楽しみもできます。

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食後は男女に分かれて雪合戦。女性の方が人数多いし、若い人も多い。
気持ちは子供の男性陣もさすがに寄る年波には勝てません。
ちょっとやっただけで息が上がってしまいました。

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スノーシューが最も楽しく感じる瞬間はこの下り

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でも、急斜面は慣れないと腰がひけます

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春のような柔らかい陽射しの差し込む明るいブナ林の中、思い思いのスノーシューを楽しんでいます。
雪は重いですが、日陰はまだやわらかい感触が十分楽しめました。

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タングラム斑尾スキー場。バブルの頃には多くのスキーヤーで賑わったスキー場ですが、ゲレンデにはかなり余裕も見られました。
首都圏から遠いスキー場はどこも苦戦しているようですね。

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さて、この日は「安全・安心・安楽」をモットーに掲げるやまたみ倶楽部にとっては良い体験を目にしました。

先に35名ほどのグループがいたと書きましたが、下山はほぼ同時となりました。
我々に遅れて後ろから来ましたが、雪山に慣れないメンバーもいたのでしょう。先頭と大きな差が開いてしまっているのが、こちらからも見えました。
アップダウンの続くルート、最後の下山口は上の国土地理院の地形図に赤線で書いたように、我々は登り口とは別の万坂峠へと下ったのですが、この別グループは行きも帰りも赤池としたようです。
行きの道と分かれて万坂峠への下る途中、少し平らな場所で一旦休憩していると、なんと数名が後から続いて下ってきたのです。分岐したピークで先行グループが赤池方面に向かっていたのを知っているので、我々一同びっくり。
下山してきたメンバーに聞くと若干要領を得ないところがありましたが、やはり間違えてついてきてしまったようです。
4班に分けていたとのことですが、行動開始前グループ全員へのルート説明の徹底も不足していたのでしょう。この他にも間違えそうな尾根はいくつもあります。
バラバラに分かれて下るのは良いですが、要所要所でルートを知っているリーダーが班員の安全を確認すべきでした。
一歩間違えれば遭難につながるヒヤリ事例。彼らはこれを重要案件ととらえ、今後に生かして欲しいものと思いました。

長文になりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

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悠友山の会」カテゴリの記事

コメント

自遊人さん
おはようございます。

景色に見とれてるだけではいけないですね。
やはり、グループごとの行動には誘導確認
が大切なことですよね。
基本が出来ていない引率の人もいるのでしょうかぁ。
最近は参加する人も勝手行動をとりますね。

美味しい餃子の味がこちらにも~

ムームーさん こんにちは

>美味しい餃子の味がこちらにも~
うっかり写真撮り忘れました~

家に帰るまでが旅と言いますね。
人はずっと緊張し続ける事はできませんが、グループのリーダーはポイント毎にグループ員の安全に配慮しなければなりません。

昔はなんの世界でもピラミッド型社会でしたが、今は並列になってしまい、形だけのリーダーが多くなりました。
教える事も教わる事もなくなり困った事です。

政治の世界も各人勝手気ままですから、教育もうまくいくわけありません。
どうしたものでしょう。

自遊人さん こんばんわ〜〜

楽しい雪山のようでしたね
景色も最高〜〜

山で温かい餃子が食べられるなんて・・・
ラジュウースとコッヘル持参されるんですね
ポットのお湯を入れて持ってけば暖かいコーヒやカップ麺も頂けますね

グループが分散して下山されたようですね
大きなトラブルにならず良かったですね

うーちゃんさん こんばんわ

厳しい山歩きも大切ですが、今回のように楽しい歩きもまた大切です。
安全登山と同時にプラスワンの楽しみをプロデュースできる力もリーダーには必要ですね。

冬の楽しみはなんと言っても生ものを持参できる事でしょう。
でも餃子には意表をつかれましたね。焼肉はよく見かけますよ。

冬は万一を考えて必ず熱源となるものは持っていきます。
マッチ売りの少女ではありませんが、火があると例えろうそく1本でも全然気分が違います。
今はガスで十分パワーを出せますのでさすがにラジュウース持っていく人は少ないと思いますよ。

最近、グループの人達はおにぎりは硬くなるとカップ麺持参が多くなりました。
自遊人はモチ米を配合し、保温を工夫する事で最近は美味しくおにぎりをいただいています。

スノーシューの下りは新雪を歩きたいのでどうしても分散して歩く事になります。
でもポイントポイントでメンバーを確認する事は大切ですね。

自遊人さんこんばんは~♪

雪合戦、すっごく楽しそうですね。
みなさん童心に戻って楽しまれているようで
「キャーキャー」言う声が聞こえてきそうです。

すばらしい景色を眺めながらの昼食も美味しかったでしょうね。
ここで焼きたてのギョーザをいただけるなんてうらやましいです。

いつの間にか人数が増えてると驚きますね。
間違えて付いてこられたそうですが
向こうのメンバーさん達も人数が足りなくなると心配されたでしょうね。
おりひめもバスツアーでガイドさんの旗に付いていくのですが
アレッ?っと思ったら他所のバスのガイドさんの旗の時があり、慌てて
戻ったことがありました。
旦那のお父さんも間違えて他所のグループに混じってうどんの試食していて
びっくりした事もありました。
でも、雪山では遭難につながりますから笑い事では済まされませんね。

おりひめさん こんばんわ

まさか本当に雪合戦やるとは思いませんでした。

>「キャーキャー」言う声が聞こえてきそうです。
キャーキャー言っていたのは最初だけでそのうちハーハーに変わりました。

プラスワンの楽しみがこれからのガイドには大切ですね。

我々のグループが途中まで下ったところで、ふと見るとついて下りてくる数名が上に見えました。
変だなぁとみんなでザワザワ。先に行ったメンバーは別の方へ行ったのを見てましたからね。

人の習性はおもしろいもので、誰かが行くとなんとなくついていってしまいます。
団体行動では常に確認が必要です。

自遊人さん、こんにちは^^
やまたみ倶楽部の山行、とっても楽しそうですね。
雪合戦もスノーシューも気持ち良さそうです^^
みんなでお昼ご飯もいいですね^^
以前に八ヶ岳へ15人ほどのパーティーで行った時、
後ろのグループが誤って、硫黄岳に行く筈が、
赤岩の頭への山道に迷い込んでしまい、
硫黄岳山荘に日が暮れても到着せず、
心配したリーダーが探しに戻ったという経験があります。
(リーダーは、八ヶ岳何十回というベテランの方だったので、
遭難事故にならずに済みましたが・・・^^;)
グループ行動の時は、写真撮影などに夢中になって
一団から離れてしまったりすると危険ですね。
大勢での山登りも楽しいですが、団体行動の難しさも痛感しました。

azumino-macroさん こんばんわ

松本にあるガイド協会が主催している登山学校の卒業生が集まって行っているグループですが、新規に外からも人を募集し始めました。

冬はスノーシュー登山を主に行っています。
今回はサポートのガイドさんから雪合戦の提案がありました。
こういうプラスワンの楽しみも大事ですね。

リーダーの役割は大切ですね。
グループ全員を安全に行動させなければいけません。
人数が多くなってくるとサブリーダーも必要になります。

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