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さらに未体験の領域へ・・・チュクンへ(11月13日)前編

2011_11_13_0110毎朝夕、健康チェックの実施。酸素飽和度と体温を測定しました。これは高度順応の具合を見る意味合いがあります。

高所に住んでるシェルパと違い、日本人は体への負担を減らし、ゆっくり高度を上げて低酸素状態に慣れるしかありません。一度高山病を発症すると高度を下げるしかないそうです。

高山病についてはいろんな本を読んでいただきたいので、ここでは触れませんが、その高度に達した瞬間に発症するわけでなく、一晩寝た翌朝ぐらいに発症すると言うこと。この日も4700m台のチュクン到着時の自遊人の酸素飽和度は一気に70台(77)まで低下しましたので、ダイアモックスを一錠(250mg)飲みました。
翌日は5500mのチュクン・リに登る計画でしたからね。

2011_11_13_0111女性陣は疲労もあったのでしょう。不調の人が多く、酸素飽和度の数字も朝の段階で低く、大事を取ってディンボチェに停滞することにしました。

無理してチュクンへ行けないこともなかったかもしれません。
行っていればその後のカラパタールに登れたかも知れません。
でも、高山病でヘリで下ろされる人も多くいるのも事実。
なにしろ自覚症状がはっきりせず、発症した時は記憶が飛んでいるそうですから厄介ですね。

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グループ行動の中でやむを得ない処置でしたが、後々の事から考えるとフォローも必要だった気はします。ただ、特殊な環境の場所でもありみんなギリギリなので、そこまで気を回せる余裕がなかったのも事実です。

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ともかく女性4名をディンボチェに残し、7名はChhukhung Riへ登るべく、麓のチュクンへ向けて出発したのでした。
谷を埋める雲が追いかけてきました。

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休憩をとりながらゆっくり進みます。

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2011_11_13_0117槍ヶ岳より鋭い感じです。

足元をみれば実がなっています。
食べられないわけではないようですが、美味しくないようです。

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Imja Kholaの流れ。写真でははっきりわかりませんが、雫が凍り輝いています。
ひときわ白く輝く山が見えてきました。
陽射しがあってもこれまでに比べると空気がひんやりしてきました。

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丸っこい石はどこからやってきたのでしょう?
石を見るとそこの地形ができるまでの日々に浪漫を感じます。

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石の囲いは放牧のための柵のようです。このような場所がたくさんありました。

後編へ続きます

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コメント

自遊人さん
おはようございます。
美しい景色にうっとり~なんて言ってられませんね。
やはり体がなれるのに時間がかかるのでしょうね。
日頃から山歩きをされてても高度が高いと
対応できませんね。
放牧されてるのですかぁ~
生き物を見ると安らぎますね。

ムームーさん コメントありがとうございます

> 美しい景色にうっとり~なんて言ってられませんね。
結構、言ってたりして・・フフ

高山病はいろんな形で現れるようで、最後は呼吸困難になったり、意識を失ったりするそうです。
なにせ酸素が薄い場所ですからね。いつもここに住んでいる人と違って、酸素たっぷりの場所で暮らしている人にとっては体がついていきません。

ヤクやゾッキョ達も仕事がない時はのんびりしていますね。
ムチでピシピシ叩かれている姿はやはり可愛そうです。

自遊人さん、こんばんは
帰国後の体調はいかがですか~?
こんな凄い所から帰っていらしたのですから、
しばらくは、ゆっくり静養されて下さいね。
景色が雄大過ぎて、高山であることを忘れてしまいそうですね^^;
どの風景も凄いスケールですね!
写真で見ることができて幸せです^^
最後、7名になってしまったのですね。
体力に応じた措置だったのですから、仕方のないことだと思います。
エベレスト登山でも、選ばれた1、2名が登頂するのみで、
後の人間はサポーターですものね。
登りたい人は、やはり日頃のトレーニングと体力作りが不可欠ということでしょうね。
(肝に銘じて、今年はもう少しレベルアップしたいと思います^^;)

azumino-macroさん いつもコメントありがとうございます
後日書きますが、帰国直前から調子が悪くて、「変な病気だったらまずいなぁ」とおとなしくしていました。もっともその体調不良は温泉はいってゆっくり休んだら翌日には直りました。

体力はほとんど使っていないし、むしろ上げ膳据え膳でふだんよりご馳走を食べていたので体が重くなりました

> 体力に応じた措置だったのですから、仕方のないことだと
その場で仕方ないとあきらめがつくか。ここが人にとって一番難しい部分です。特に何度も行けない場所だとなおさらです。

常念岳くらいの標高でも高校生の中には高山病になる子もいるそうです。
逆にルクラであった日本人の若者のように登山経験もほとんどないのに、カラパタールまで1週間ちょいで行ってきた人もいます。(さっさと行くと体が前の標高に慣れてるので高山病にならない場合もあるらしいが)

花を撮影したりしながら登るのは結構体力が要ります。
歩くペースも乱れるし、立ったり座ったり撮影の時に呼吸も乱れます。
ふだんの健康管理はもちろん必要ですが、ペースを如何に作るかも大事です。

自遊人さん おはよう〜〜

高い山に登るって大変なんだなぁ〜〜と思ったうーちゃんです
高山病もこんなに怖いものだとは知らなかったしね

ただ綺麗な写真を見せてもらってるうーちゃんは 写真からは酸素が薄いなど伝わってこないのですよ (仕方ないわね)

実際に高い山に登って鍛えるしかないのね・・・

おはようございます☆

高山病、実際に行って見ないと判らない症状では厄介ですね
近くで断念される方々は残念なことでしょう
この高度は未知のエリアですが山嶺の素晴らしさに目が釘付けでした♪

うーちゃんさん こんばんわ

たぶん体力のあるグループでしたら、日程をできるだけ短縮して高山病対策だけに専念した日程を組むことも可能だったでしょう。
日程変更でどこかに無理が生じたのかも知れません。

写真では伝えられないことは多いです。
でも少しでもその場の雰囲気を伝えたいと思っています。

鍛えるものはいろいろありますね。
中には鍛えられないものもあります。

サイモンさん こんばんわ

高山病は本当に厄介ですが、実際にその症状を目の当たりにしてその難しさを改めて知りました。

自遊人は結構あきらめは早くてあまり執着しない方です。
まあ、まだいつか行けるという気持ちがあるからかも知れませんが、山登りだけあげると、北海道や四国の山で天候不良で登らず帰った(日程は変更可能でした)こともあります。
今回を逃すと次回は難しい、しかしヘリで下山する自体になれば次回登る費用が捻出できなくなるかも知れないし、命を失うこともあります。
書くと簡単ですが、この踏ん切りはなかなか着かないかも知れませんね。

世界の屋根、北アルプスとはやはりスケールが違います

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