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西駒山荘/木曽駒ヶ岳へのクラシックルートで将棊頭山へ

7751将棊頭山
その名前は信州登山案内人の試験を受けるまで知りませんでした。
駒ヶ岳ロープウェイができるまで、中央アルプス・木曽駒ヶ岳へは桂小場から歩いて登るのがメインルート。その手前にあるのが将棊頭山です。
新田次郎の小説「聖職の碑(せいしょくのいしぶみ)」により世に知らしめられた、大正2年8月26日に嵐により中箕輪尋常高等小学校生徒と教師らが大量遭難した場所としても知られています。

7645内容についてはここでは触れませんが、この遭難をきっかけに大正4年に作られたのがこの西駒山荘です。
現存する石室としては貴重な建物ですが、来年度(平成25年)の改修工事によってリニューアルされます。
石室は保存されますが、宿泊できる最後の機会ですので訪れてみました。(新聞記事参照)(ブログ記事

う~ん雰囲気はネパールだな。
“おかんだちさま”(=雷のこと)が怖いので朝早く出ましたので小屋には11時頃着いてしまいました。(あまりに早いので途中で時間潰したのですが、ガスっててつまらないのでとりあえず小屋に入った)
いつもの小屋番は翌日のツアーの対応のため下山中。代わりにお父さんがひとりで切り盛りしていました。
この日の宿泊は単独の女性と男女ふたり組の計4名。小さな小屋ならではのアットホームな雰囲気でした。

7661766076627663_27718小屋の中の様子。
主たる宿泊スペースは石室部分となります。
小屋の造りについては信州大学山岳科学総合研究所の梅干野(ほやの)先生が調べられています。

時間はたくさんありましたので、先に書いた遭難に対する記事やこの小屋の調査結果とかじっくり読む時間が取れました。
トイレは別棟、使用方法は塩見小屋と同じです。(ちなみに塩見小屋も建て替えが検討されています)。徳本峠小屋の写真なんかもありましたよ。

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7671天気が良ければこのまま馬の背まで進んで濃ヶ池まで遊びに行ったり、いろいろできましたが、ガスが多くてあまり眺望は楽しめません。おまけに雷雨が予想されていましたので、小屋からあまり遠くまで行くこともできません。

左の写真が遭難祈念碑です。
発生はちょうど今頃の季節、来年で100年目を迎えます。
初秋漂う2700mの稜線も天気が良ければ暑いくらいですが、ひとたび荒れれば厳しい環境となります。

7560また、桂小場からの登山道脇にありましたが、落雷事故もよく発生している山域です。

この日は雷はきませんでしたが、激しい雨が夜半にかけて何度もやってきました。
散歩に出ていよいよガスが濃くなってきたと同時に降り始めました。一旦小屋まで戻ってきて前で休んでいたのでついてましたが、降り始めの予想はなかなか難しい。暑いのでなるべく合羽着たくないしね。
後から茶臼山経由で来たふたり組は残念ながら雨にあたってしまいました。運としか言いようがありません。

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2日目(9月1日)の朝、日の出前。
台風14・15号と南から湿った空気を持ち込んだ気象条件なので、この雲海と不安定な天気はやむなしです。

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次回は少し花の写真をアップしてみようと思います。

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コメント

こんにちは☆
雷の出やすい山嶺と云うのがあるのでしょうか?
山岳地形によるのかも知れません
朝陽と雲海の写真、そんな限界状態ギリギリに近い時に見える美しい写真です
・・・・充分お気をつけて!!

サイモンさん コメントありがとうございました

中央アルプスはコンパクトなため小屋も限られています。
そのせいかも知れませんが、よく落雷事故を耳にします。
伊那谷と木曽谷という大きな谷に挟まれていることが雷雲の発達に影響しているのかも知れません。中央道を走っていてもよく雷雨にあたります。

日の出よりも黎明の時間帯が写真好きにはたまりません。

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