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2013年8月

焼岳<2013/8/28>

1984焼岳2455m。

名だたる3000m級の高峰が並び立つ北アルプスにおいて、その標高は低いものの噴煙を上げる唯一の活火山です。(乗鞍岳も活火山ではあるが噴気活動は湯川など、その麓にとどまる)

焼岳が活動盛んな活火山と知ってか知らずしてか、河童橋付近の梓川河原ではいつも多くの人が遊んでいます。
そんな事を書くと観光業者から叱られそうですが、自然の中での活動はいつも自己責任。噴火予知はかなりの確率で可能ですから、現実はしっかりと伝えるべきだと、自遊人は思うのです。

さて、今回は一昨年(2011年)、噴火警戒レベルが導入され、日本百名山でもある焼岳を中ノ湯から上高地へと辿ってみました。
新中ノ湯登山口には駐車場がありますが6:30には満車でした。車一台で周遊すると中ノ湯バス停からかなり登り返さねばなりません。最初にバス停まで下って上高地側から入山する方が楽です。

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国道158号線のこの区間は安房峠道路の開通で通り抜ける車も少なくなりました。急カーブが続くこのあたりは狭く、こんな車の残骸もあります。
登山口から1時間ほど歩くとひらけた場所につきます。ここにはベンチもあります。

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南峰と北峰の間のコルに向かって沢沿いの道を一歩一歩噴気口に向かって歩いて行きます。なんだか地獄に向かって歩みを進める感じ

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1時間ほどでコルにつきました。三角点のある南峰は足場も悪いため登ることは禁止されています。

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0870外輪山の一端に立っている事が実感できます。

噴き上がる噴煙に大地の鼓動を感じます。
刷毛ではいたような雲に秋を感じます。

静穏とは言え、吹き渡る秋風の中にぬくもりを感じるのは、ここが活動的な大地であることを改めて思い起こさせます。

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呼吸を整えたら噴気口を横目に北峰へと進みます。硫黄臭が気になりますが、危ないのは無臭のガス、急いで通り過ぎたいですがやはり写真は撮ります。

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頂上からの眺望。あいにく槍穂の頂は雲の中です。

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火口湖の緑が綺麗

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北アルプスを飛騨側から信州側と見渡せるのがここの魅力。
登山基地となる新穂高温泉と上高地が一望できます。
上高地側にもロープウェイかケーブルカーが欲しいなぁ~。

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ところで焼岳から富士山や八ヶ岳は見えるのでしょうか?
「見えた見えた」と喜んでいる方がおられましたが、南アルプスと中央アルプスしか見えません。
もしかしたら南峰から富士山は見えるかも知れませんが、八ヶ岳は前に霞沢岳があって見えません。カシミールで確認してみたいですね。

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しばらく見ていましたが、槍穂の頂から雲がとれそうもないので、上高地側に下山することにしました。
山ガールはここにもいます
右写真、中尾からの登山口が見えます。その先は平らに見えますが緩い登りです。

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いたる所から噴気が上がっています。まわりの草が枯れていないからほとんどは水蒸気のようですね。でも、苔みたいなものしか生えていないところは注意が必要かも。

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手をかざしてみたら相当熱かったです。水蒸気だから当たり前か

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1961焼岳から見た大正池。ちっちゃいな。

大正池の大きさとは裏腹に裾野の広さに、改めてこの山が火山であることを感じます。

ここから焼岳小屋までは少し。
谷間のような所に小屋が隠れています。

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焼岳小屋には10:10頃着きました。知り合いが小屋番していれば泊まることも考えたのですが、入っていなかったのでお茶だけして下山することにしました。カモミールティでのんびり。

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しばらくは笹の中の坂道を下っていきますが、やがて岩場となります。
大小いろんな階段、アルミ製の階段は踏んだ感触が柔いのでおっかないです。
縦走するんだったら、きついけど登りで使う方が気が楽?

幾多の難所が終わると、下部は林間のダラダラ坂。思わず走っちゃいます。

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1時間ちょいで上高地側登山口に到着。ちょうどお昼なので美味しいという西糸屋のカレーを食べ、それから帰ることにしました。

槍ヶ岳<2013/8/24~26>

1655何かを決める時に意見を出す事は大切ですが、リーダーが最終判断した時には決定に従わないと統率がとれません。

グループ行動では他のメンバーのことも考え、助け合って行動しなければ、時としてグループ全員が危機に陥ります。

最近はメンバーを募って山に登る人も多いかと思いますが、メンバーそれぞれに自覚が必要ですし、リーダーには統率力が求められます。
これが嫌だから単独行というのは良くありません。行動するのは単独でも山に携わる人みなさんが登山者のことを陰で支えてくれています。

1816のっけからこんな文章で始めましたが、槍ヶ岳くらいの山でも条件がよければ初心者でも登れてしまいますが、慣れてくると「前に登れたから大丈夫」と言う人が必ずいます。

自然は毎日が新しく、だからこそ何度同じ山に登っても新しい発見があります。体調だって毎日違います。
グループリーダーはそんな全体を総合的にみて、メンバー全員が安全に行動できることを考えているのですが、中には難しいメンバーもいるわけです。

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まあ、なんだかんだあったわけですが、とりあえず25日午後、霧の中無事に槍ヶ岳登頂を終え、翌26日はこんな素晴らしい朝の風景に出会えました。

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今回、計画では新穂高→槍平小屋→[槍ヶ岳]→ヒュッテ大槍→上高地という計画でしたが、前日23日の豪雨で途中の橋が流され通行できないということで、急遽上高地からの往復に予定は変更になりました。
河童橋あたりの梓川もこの通り、川幅いっぱいで普段見られる河原も流れの下でした。

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初日24日はいろいろありましたが、多少雨に降られたものの14時頃に槍沢ロッジに到着。写真は夕飯と朝飯

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翌25日は雨降る中を5:55槍ヶ岳に向けて出発しました。

すぐやむかなぁと思いましたが、なかなか降り止まず気持ちは盛り上がりません。
当初は槍ヶ岳登頂後ヒュッテ大槍に行く予定でしたが、コースが変わりましたので先にヒュッテ大槍に行って荷物をデポしてから槍ヶ岳まで往復する事になりました。

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コースタイムは3h40m。通常なら11時30分目標ですが、天候とその後槍ヶ岳登頂を考えて内心は11時を目標にしていました。

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途中から雨は少しづつですが小降りになってきました。
通過タイムは 6:30ババ平  7:06大曲  8:20天狗原分岐  9:37 坊主岩屋前。
「早い」という声がありましたが、なんとかついて歩いていました。ただ、足場の悪いところでは極端にスピードが落ちます。
テンポ良く歩けないと無駄に体力を使いますが、年齢的に厳しい部分もあります。

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1604今回は別途統括リーダーが最後尾についていましたが、一応全体を見ながら歩きました。

でも横尾から槍沢ロッジ間では花を見落としてましたので、天気も悪いし、まわりの花も見ながら歩きました。

花を立ち止まって見ながら歩くのは体力が要ります。
なるべく立ち止まらず、スピードを落とすくらいで見ることができるくらいの余裕があると良いのですが、基礎体力は年々落ちてきます。
目的を決めて歩くのが一番良いですが、頂上も花も両方楽しみたいというのは仕方のないことかも知れません。
このあたりがガイドしていると難しいところです。

さて、ヒュッテ大槍にはお昼前に到着しましたので、ここでお昼を食べた後必要な荷物だけ持って12:00槍ヶ岳登頂に向けて出発しました。
天気は相変わらず。ガスは濃く霧雨が降ってます。果たして登れるのか?

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ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘までは東鎌尾根の一部を歩きます。
ここも結構やらしい箇所がありますので慎重に進み、13時頃槍の懐まで来ました。時折青空も見える・・・回復傾向にあります

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たまにロープ張ったりしましたが、結局使ったのはショートロープで数人確保するだけ。
天気が悪いのと時間もお昼という事で混雑しておらず、約40分ほどで全員無事登頂。しかしガスはなかなか切れずで、それぞれ座った場所で記念写真だけ撮って下山へ。

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下りは慎重に・・・経験者の男性陣がサポートしながら14:30頃無事全員が槍ヶ岳山荘前まで下りきりました。呼吸を整え、余韻にひたりながらヒュッテ大槍へと戻ります。

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帰りは険しい東鎌尾根を避け、一旦殺生ヒュッテまで槍沢を下り、なるべく登り返しの少ないルートを探り(歩いたことないがルートがたくさんあります)ながら、ヒュッテ大槍へと戻ります。

下り始めると間もなく、青空が広がり始め・・・
よく経験することですが、なんでこういうことが起こるのでしょうね。

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槍沢も全体が見渡せるようになりました。何度も槍を振り返りながら15:40頃無事小屋に戻りました。

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食事まで花を見たりブロッケンが見えるかなぁと楽しみにしたり・・・虹だけでうまく見えなかったけど・・・

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お楽しみの夕食は超豪華。ワインもついてて洋風ですね。
小屋の人は結構厳しい人ですが、温かいもてなしで登山客を迎えてくれました。

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夕食後、食堂が開放される19時まで、暮れゆく風景を楽しみます。
広くない食堂ですので2回に分けられていました。

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1729上空の西風にのってモクモクとした夏の雲は東へ去っていきました。
穂高連峰もその姿を現しました。

後刻知りましたが、この日、左写真の北鎌尾根で九州の女性が滑落死亡事故があったそうです。
南岳から大キレット方面でも滑落負傷事故がありました。
県警ヘリが飛んでいるのを確認できましたが、残念なことです。

どんなに経験を積んでいても北鎌のような場所では事故が起きることはあります。しっかりとしたパートナーと登りたいですね。

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夜の食堂はBARに変身。山小屋とは思えないほど豊富な種類のアルコールが選べます。
こんなお洒落な山小屋ですが、ここは高所。飲み過ぎは禁物です。
       As time goes by
満天の星空に夢を見ながら眠りにつきました。そして・・・

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素晴らしい朝を迎えました。

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見飽きることのない風景。何度も見てきましたが、同じ景色はありません。
いつまでも見ていたいですが、朝食の用意ができています。朝飯も美味しい。

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さて、この日は1日早く下山するメンバーに付き添って上高地まで下ります。
他のメンバーは徳沢園にもう一泊。天狗原を往復して奥上高地へと向かいますので、ここでお別れ、6:10頃下山開始。

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朝日を浴びてチングルマの果穂が輝いています。

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後ろ髪を引かれる思いですが、どんどん標高を下げていきます。

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槍ヶ岳山荘方面からの登山道との分岐点で振り返ると他のメンバーが下山してくる姿が見えました。

6:45 さらに下っていきます。7]30 天狗原との分岐。

途中、何度も振り返ります。
気持ちいい秋の雲、夏山はもう終わりです。

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やがて樹林帯に入り、9:10 槍沢ロッジまで戻ってきました。
ここで少し休憩、この感じだと徳沢あたりで昼飯の感じです。

槍見河原で槍ヶ岳とお別れ。
木々の隙間からちょこっと穂先が見えますね。木が倒れたり、成長したりでなかなか見えるポイントが少なくなりました。ここもようやく探してこれだけ。

187410:55 横尾に到着。

12時頃に徳沢園で昼食を取り、西糸屋でお茶してから上高地バスターミナルには14時半頃到着。バス1台待ちで乗車できたのは15時過ぎでした。

時間的にも混みますが、久しぶりに賑わっている河童橋をみました。穂高連峰の頂が雲に隠れていたのは残念。
何度も見る景色ですが、やはりすっきり見えていると嬉しいですね。

沢上谷・沢歩き(岐阜県上宝村)<2013.8.17>

※本コースは沢やクライミングの知識を必要とします。必ず経験者同行の上歩いてください

沢上谷・・・「そうれだに」というこの沢を初めて訪れたのは、やまたみ登山学校ででした。


大きな地図で見る

1167このコースの特徴はなんと言ってもこの美しい“ナメ”床の沢。

訪れた日は場所によっては泳ぐことも出来るちょうど酔い水量で、しかも連日の暑さから解放されるまさに絶好の水遊び日和でした。

安全を確保すれば小学生でも楽しめる場所もあります。
但し、途中には滝もありますし、高巻きから急下降の場所もあります。途中で出会った中高年パーティは決して沢登りをするような装備ではありませんでした(里山歩きと同じ感じ)。

沢登りとしては初心者向けのコースですが、天候が急変すれば一気に遭難リスクが高くなりますし、参加者それぞれが沢に向かう知識を持っている必要があります。
近年、SNSで仲間を募って山を楽しむ人が増えましたが、山は“誰かに頼ることなく”ひとりひとりがしっかりとした知識を持って望むことが大切です。

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準備を整えて遡行開始。緑が水面に映り綺麗!

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所々現れる小さな岩場を越えながら上流に向かって歩きます。
帰路気づくのですが、行程全体では思っているより高低差を歩きます

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よどみは結構深さがあります。リーダー飛び込みましたよ。

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11781181a蓑の大滝手前はちょっとスリリング。
サブリーダーなもんで写真はありませんが、ロープで安全確保しながら登ります。

蓑の大滝は高さは40mくらいはあるでしょうか。
広いスラブの一枚岩はとても登れそうではありませんね。

ここは滝の右側から高巻きします。
ここも写真はありませんが、おおよそ道と呼べるものではなく、斜面についたトレースをよじ登っていく感じです。
登り切ると杣道(そまみち)に出ます。そしてしばらく歩いて沢まで60mほど下降します。一応ロープが設置されていますが、やはりここもロープを新しく張ります。間違って沢に落ちたら滝壺へ一直線の可能性もありますからね。

1190このあたりから次の高さ20mの滝までは綺麗なナメ床が広がります。

途中、滑り台みたいな所もありますよ。

これをしばらく歩くとやがて最後の滝が見えてきます。
これは高巻きせずにそばの草やなんか頼りない切れかかったロープを頼りに登ります。

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11921196ここはリードでロープ張りましたが、滑るし結構大変。

まあ、先ほどの滝と違って斜度は緩いですけどね。

今回は総勢13名。半分くらいのメンバーは初めてここを訪れました。
腕力でしがみつくとどうしても滑ります。

これを過ぎるとあとはゴールを目指してひたすら沢を歩いて行きます。
やがて沢は細くなり橋が見えてくると終了となります。
その先も沢は続きますが、快適なのはこのあたりまでですね。

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終了点では歩かないメンバーとマイクロバスが先行して待っていてくれました。
スイカを切って、豚汁と焼き肉の用意もすでに用意してくれてました。
こういうメンバーがいることもありがたいですね。

ビールが飲めないのが残念なほど良い天気の下、お腹いっぱいで松本へと帰ったのでした。

白馬山麓ウォッチング<2013.8.14>

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先日は風雨の中歩いた白馬岳。8月に入ってようやく安定した天気にその美しい姿を山麓からも望むことができるようになりました。

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白馬村あたりは人口も少ない分、自然の風景が多く残っています。
それでも多くの観光客は知名度の高い場所だけ車で移動して写真だけ撮って帰ってしまいます。
日常とは違う風景を感じるだけでも気分転換にはなりますが、
もったいないなぁと思います。車をとめて少し歩くだけでもいろんな風景が見られます。

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自転車があるとさらに足を延ばすことができます。
サイクリングの案内も整備されていますが、そこから少し外れて歩いたり、自転車で巡るのも楽しい発見があります。

訪れる人にとっては素朴な風景ですが、一方で住民の高齢化に伴う町の衰退が感じられます。
観光客を誘致するのも良いですが、将来の移住定住につながる取り組みも必要ですね。

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冬は積雪も多く決して暮らしは楽ではないでしょう。
でも都会時間に疲れた人にとって心の癒しの空間であることには違いありません。
白馬からは長野までオリンピック道路がありますから、バスと新幹線を乗り継いで都会に移動もできますし、新宿への高速バスもあります。

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町の中にたたずむ石仏群は町の変化の様子をどのように見ているのでしょうね。

恵那山<2013/8/7>

P8070844日本百名山「恵那山」2191mの頂上。
針葉樹に囲まれていて、展望台に上っても見えるのはコメツガの頭だけで展望はさっぱりです。

くそ暑い夏になんでそんな山に登ったかというと、お墓参りのついでに登れる山という条件にあたる山が見当たらなかったこと。
前日は大雨でしたし、この日は夜に松本で会議があるのでどうしても帰らないとならない。
天気と時間さえ合えば南アルプスに入ったのですが、朝早くちゃっちゃと登ってくれば良かろうということで行ってきました。

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選んだのは新しく開かれた最短コースの広河原ルート。林道ゲートから2kmほど歩いてから、本谷川を渡り尾根にとりつくコースです。
2013/8/7現在、登山口までは車で入れません。またその先で工事をしているのでアクセスの林道を変な時間に通るとすれ違いが大変です。
またこの橋が増水時には徒渉禁止となりますので注意。
コースタイムは往復5~6時間ほど。国土地理院の地形図にはルートがのってませんが、すぐ読み取れます。

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途中、標識らしい標識は登ってすぐの所にあるものひとつだけ、後は写真のビニール袋に入った○/10という標識だけです。これがあるだけでも気分的には違いますね。
地形図で見ますと1500m位までは急登であることがわかります。
コースはジグザグにつけられており、途中岩ごろごろの所もあります。

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林間の急坂を登っていくとやがて視界が開けてきます。
視界の先には南アルプスが見えます。

登山口から1時間ほどで5/10を通過。
( ※ 写真の林間は4/10の標識です)

P8070824さて、視界が開け日当たりが良くなると、この程度の標高で伸びてくるのは笹

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人の背丈以上に伸びる笹藪。
早朝から出発したので前夜までの雨と朝露で葉はいい具合に濡れています。
まぶしい朝日に南アルプスが雲海に浮かんで見えます。

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このあたりがこのコースで一番視界が開けたところで、中央アルプスも良く見えます。
恵那山は木曽山脈の最南端、中央アルプスの一部と見られがちですが、北アルプスの乗鞍岳同様独立峰と見た方が良い感じです。
途中、走り追い抜いていった若者とこのあたりですれ違いました。

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緩斜面と少し急斜面の繰り返しをしながら標高を上げていきます。

御嶽山も見えますね。その先、北アルプスの方はもやっとしてよくわかりません。

遠目に美しい笹の緑も歩くものにとっては邪魔な存在です。下りの時はだいぶ乾いていましたが歩きにくさはあまり変わりません。

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前日までの雨もあって所々ぬかるみもできています。
これが笹藪の下で見えなかったりするので厄介です。

P8070843地形図で見ると2071mの所で黒井沢コースの尾根とぶつかります。

ところで、この黒井沢コースは2000m付近でなぜか尾根を登り切らず斜面をトラバースしながら頂上を目指すようにルートがつけられています。

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恵那山の頂上はこの恵那神社奥宮近くにあり、三角点もあります。
ご祭神は伊邪那岐大神と伊邪那美大神とあります。聞いたことないな~
傍らにある石仏は覚明さんとは違う感じです。

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ここから先に進むとひらけた場所があり小さなお社があります。
積雪量が北アルプスほど多くはないので湿原はありません。

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一旦下って登り返すとやがて立派なトイレがあります。

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P8070858ほど近い場所には綺麗な無人小屋もあります。

調理スペースにはストーブもあります。

寝袋と食料さえ持ってくれば宿泊できるこんな小屋の存在はありがたいですね。

実は地形図上、この小屋より先、神坂峠コース上の方が標高は高いです。
黒井沢からのコースもこの小屋で合流しています。

今回、駐車場から登りは3時間弱、下りは2時間。
目標通り暑くなる前に下山できました。
その後は昼神温泉でひとっ風呂浴びてのんびりしてから帰路に。

花の百名山らしいのでもう少し違う時期に登ってみたいですね

白馬岳のお花<2013/7末>-(3)

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P7280212_2岩場や砂礫にマット状に咲く花

イワツメクサ、タカネツメクサ、ホソバツメクサ、ミヤマミミナグサ、クモマミミナグサ、タカネミミナグサ、シコタンハコベ、シコタンソウ、クモマグサ・・・

遠目には同じように見える白い花ですが、近寄って見ると花の色も形も、葉っぱの様子もまるで違う花であることに気づきます。

荒涼とした風景に癒しを与えてくれる彼らの姿にいつも感激します。

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ミヤマミミナグサとイワツメクサ。よく見ると花弁が2裂している違いが見えてきます。

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こちらはお馴染みのコマクサ。
花が咲いていれば気づきますが、登山道にある小さな芽吹きが踏まれていると少し悲しくなります。

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どこまでも続く道。何もないようなこんな場所にも小さな命があります。

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まだまだたくさんのお花と出会えた白馬岳の花の旅。

天気の良い日にゆっくりと訪れたいです。

白馬岳のお花<2013/7末>-(2)

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P7290264花期が7~8月のウルップソウと5~7月のツクモグサ

天気が悪くてあまり歩き回れなかったので、こんなくたびれた花しか写真に撮れませんでした。
でもツクモグサはもう時期的に見られないと思っただけに嬉しかったです。

P7280228「白馬」の名前のつく花にシロウマオウギがあります。
でも、この写真はもしかすると普通のイワオウギかも知れません。

天気が悪かったですが、今回は新しく購入したOLYMPUS TG-2 で撮影しました。防水・耐衝撃性に優れるだけでなく、F2.0の明るいレンズが魅力的。その分望遠はきかないのですが、天気の悪い日の花の写真撮影に威力を発揮しました。

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写真はムシトリスミレ。花がスミレに似てますが、タヌキモ科で葉で虫を捕まえます。でも食虫植物ってわけではないようですね。

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ミヤマダイモンジソウ。ユキノシタ科のこの花は珍しい花ではありませんが、こんな風に雨にしっとり濡れた雰囲気が撮れるのも防水カメラならでは。

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ハクサンフウロ。咲いている場所によってずいぶんと雰囲気が違います。

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P7280226シナノキンバイとミヤマダイコンソウ。

高山でよく見かける黄色い花
今回はミヤマキンバイは見つけられませんでした。

次回は岩場や砂礫でよく見かける花です。






白馬岳のお花<2013/7末>-(1)

P7290297悠友山の会の白馬岳~朝日岳縦走。7/27~30(一部メンバーは7/28~)で実施しましたが悪天候とある事情から白馬岳往復と蓮華温泉に変更になりました。

まあ、それはそれで楽しかったのですが、不安定な天候と遅くまで残った雪に苦しめられた7月でした。

白馬岳は大雪渓とお花畑が多くの人を魅了し、多くの方が登られてきます。
でも最近は大雪渓コースは雪が不安定です。最短で日帰り可能なこのコースを利用出来る日もだんだん少なくなってきました。
それでも多くのツアーがここを利用して登ってきます。安全性より達成感を求めるのは多くの登山者心理でこれを拒否することはできませんが、利用する人にはそれなりの緊張と覚悟を持って歩いてもらいたいと思います。

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当初、白馬鑓ヶ岳から入山する計画でしたが、きついので白馬大池に変更、さらに27日に大池に一泊するメンバーは蓮華温泉から登るように変更となりました。(28日に一気に頂上宿舎を目指したメンバーは栂池から入山)
白馬大池はハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマといったお花が咲き乱れていました。

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白馬大池は栂池自然園までゴンドラとロープウェイを利用してお花畑に出会えることもあって多くの方が登ってこられます。泊まったメンバーに聞いたところ、ぎっしりだったそうです。

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タテヤマリンドウとイワウチワ。湿原や水辺で良く見かけます。
キバナシャクナゲとハクサンシャクナゲは見ていて優雅。
標高の低い場所のチングルマは果穂に、ワタスゲは湿ってお団子

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たくさんのお花が目を楽しませてくれます。
自然園から大池までは標準タイムが約4時間でしたが、今回同行した女性2名は2時間半ほどで登り切りました。
岩ゴロや残雪の斜面の連続する道をこのペースで登り切れましたから、案内するものとして気持ち的にかなり余裕ができました。
この後はほぼコースタイム通り。天気が良ければ美しい稜線歩きとなったはずですが、途中から合羽を着ることになりました。

続く

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安曇野の光と風

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