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槍ヶ岳<2013/8/24~26>

1655何かを決める時に意見を出す事は大切ですが、リーダーが最終判断した時には決定に従わないと統率がとれません。

グループ行動では他のメンバーのことも考え、助け合って行動しなければ、時としてグループ全員が危機に陥ります。

最近はメンバーを募って山に登る人も多いかと思いますが、メンバーそれぞれに自覚が必要ですし、リーダーには統率力が求められます。
これが嫌だから単独行というのは良くありません。行動するのは単独でも山に携わる人みなさんが登山者のことを陰で支えてくれています。

1816のっけからこんな文章で始めましたが、槍ヶ岳くらいの山でも条件がよければ初心者でも登れてしまいますが、慣れてくると「前に登れたから大丈夫」と言う人が必ずいます。

自然は毎日が新しく、だからこそ何度同じ山に登っても新しい発見があります。体調だって毎日違います。
グループリーダーはそんな全体を総合的にみて、メンバー全員が安全に行動できることを考えているのですが、中には難しいメンバーもいるわけです。

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まあ、なんだかんだあったわけですが、とりあえず25日午後、霧の中無事に槍ヶ岳登頂を終え、翌26日はこんな素晴らしい朝の風景に出会えました。

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今回、計画では新穂高→槍平小屋→[槍ヶ岳]→ヒュッテ大槍→上高地という計画でしたが、前日23日の豪雨で途中の橋が流され通行できないということで、急遽上高地からの往復に予定は変更になりました。
河童橋あたりの梓川もこの通り、川幅いっぱいで普段見られる河原も流れの下でした。

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初日24日はいろいろありましたが、多少雨に降られたものの14時頃に槍沢ロッジに到着。写真は夕飯と朝飯

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翌25日は雨降る中を5:55槍ヶ岳に向けて出発しました。

すぐやむかなぁと思いましたが、なかなか降り止まず気持ちは盛り上がりません。
当初は槍ヶ岳登頂後ヒュッテ大槍に行く予定でしたが、コースが変わりましたので先にヒュッテ大槍に行って荷物をデポしてから槍ヶ岳まで往復する事になりました。

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コースタイムは3h40m。通常なら11時30分目標ですが、天候とその後槍ヶ岳登頂を考えて内心は11時を目標にしていました。

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途中から雨は少しづつですが小降りになってきました。
通過タイムは 6:30ババ平  7:06大曲  8:20天狗原分岐  9:37 坊主岩屋前。
「早い」という声がありましたが、なんとかついて歩いていました。ただ、足場の悪いところでは極端にスピードが落ちます。
テンポ良く歩けないと無駄に体力を使いますが、年齢的に厳しい部分もあります。

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1604今回は別途統括リーダーが最後尾についていましたが、一応全体を見ながら歩きました。

でも横尾から槍沢ロッジ間では花を見落としてましたので、天気も悪いし、まわりの花も見ながら歩きました。

花を立ち止まって見ながら歩くのは体力が要ります。
なるべく立ち止まらず、スピードを落とすくらいで見ることができるくらいの余裕があると良いのですが、基礎体力は年々落ちてきます。
目的を決めて歩くのが一番良いですが、頂上も花も両方楽しみたいというのは仕方のないことかも知れません。
このあたりがガイドしていると難しいところです。

さて、ヒュッテ大槍にはお昼前に到着しましたので、ここでお昼を食べた後必要な荷物だけ持って12:00槍ヶ岳登頂に向けて出発しました。
天気は相変わらず。ガスは濃く霧雨が降ってます。果たして登れるのか?

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ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘までは東鎌尾根の一部を歩きます。
ここも結構やらしい箇所がありますので慎重に進み、13時頃槍の懐まで来ました。時折青空も見える・・・回復傾向にあります

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たまにロープ張ったりしましたが、結局使ったのはショートロープで数人確保するだけ。
天気が悪いのと時間もお昼という事で混雑しておらず、約40分ほどで全員無事登頂。しかしガスはなかなか切れずで、それぞれ座った場所で記念写真だけ撮って下山へ。

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下りは慎重に・・・経験者の男性陣がサポートしながら14:30頃無事全員が槍ヶ岳山荘前まで下りきりました。呼吸を整え、余韻にひたりながらヒュッテ大槍へと戻ります。

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帰りは険しい東鎌尾根を避け、一旦殺生ヒュッテまで槍沢を下り、なるべく登り返しの少ないルートを探り(歩いたことないがルートがたくさんあります)ながら、ヒュッテ大槍へと戻ります。

下り始めると間もなく、青空が広がり始め・・・
よく経験することですが、なんでこういうことが起こるのでしょうね。

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槍沢も全体が見渡せるようになりました。何度も槍を振り返りながら15:40頃無事小屋に戻りました。

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食事まで花を見たりブロッケンが見えるかなぁと楽しみにしたり・・・虹だけでうまく見えなかったけど・・・

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お楽しみの夕食は超豪華。ワインもついてて洋風ですね。
小屋の人は結構厳しい人ですが、温かいもてなしで登山客を迎えてくれました。

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夕食後、食堂が開放される19時まで、暮れゆく風景を楽しみます。
広くない食堂ですので2回に分けられていました。

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1729上空の西風にのってモクモクとした夏の雲は東へ去っていきました。
穂高連峰もその姿を現しました。

後刻知りましたが、この日、左写真の北鎌尾根で九州の女性が滑落死亡事故があったそうです。
南岳から大キレット方面でも滑落負傷事故がありました。
県警ヘリが飛んでいるのを確認できましたが、残念なことです。

どんなに経験を積んでいても北鎌のような場所では事故が起きることはあります。しっかりとしたパートナーと登りたいですね。

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夜の食堂はBARに変身。山小屋とは思えないほど豊富な種類のアルコールが選べます。
こんなお洒落な山小屋ですが、ここは高所。飲み過ぎは禁物です。
       As time goes by
満天の星空に夢を見ながら眠りにつきました。そして・・・

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素晴らしい朝を迎えました。

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見飽きることのない風景。何度も見てきましたが、同じ景色はありません。
いつまでも見ていたいですが、朝食の用意ができています。朝飯も美味しい。

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さて、この日は1日早く下山するメンバーに付き添って上高地まで下ります。
他のメンバーは徳沢園にもう一泊。天狗原を往復して奥上高地へと向かいますので、ここでお別れ、6:10頃下山開始。

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朝日を浴びてチングルマの果穂が輝いています。

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後ろ髪を引かれる思いですが、どんどん標高を下げていきます。

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槍ヶ岳山荘方面からの登山道との分岐点で振り返ると他のメンバーが下山してくる姿が見えました。

6:45 さらに下っていきます。7]30 天狗原との分岐。

途中、何度も振り返ります。
気持ちいい秋の雲、夏山はもう終わりです。

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やがて樹林帯に入り、9:10 槍沢ロッジまで戻ってきました。
ここで少し休憩、この感じだと徳沢あたりで昼飯の感じです。

槍見河原で槍ヶ岳とお別れ。
木々の隙間からちょこっと穂先が見えますね。木が倒れたり、成長したりでなかなか見えるポイントが少なくなりました。ここもようやく探してこれだけ。

187410:55 横尾に到着。

12時頃に徳沢園で昼食を取り、西糸屋でお茶してから上高地バスターミナルには14時半頃到着。バス1台待ちで乗車できたのは15時過ぎでした。

時間的にも混みますが、久しぶりに賑わっている河童橋をみました。穂高連峰の頂が雲に隠れていたのは残念。
何度も見る景色ですが、やはりすっきり見えていると嬉しいですね。

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