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2014年3月

西穂高岳独標 < 2014/3/13 >

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新穂高ロープウェイ・山頂駅の展望台から見た西穂高岳。

2987駅周辺には雪の回廊もつくられていて、ここまでは観光客も楽しめるエリアですが、そこから先は冬山の世界となります。

今回は知り合いと西穂独標まで日帰りしてきました。
写真は独標直下の登り。岩と雪のミックスで緊張する場所です。写真だと傾斜がよくわかりませんが、岩場の部分は結構斜度があります。
同行者は去年4月に一度登っていますが、雪があってだいぶ感覚が違ったようです。

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上から見下ろすとこんな感じ。左上部は梓川と上高地です。
写真上の方に人が見えますか?ここまでは広いですが、この先は細くなってて西風に煽られないように気を遣います。そして写真手前の岩場にとりつきます。あんまりのぞき込むとクラクラするのでこれ以上覗くのはやめました。

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岳沢側。西穂高岳からジャンダルムを経て奧穂高岳、そして前穂高岳、明神。
上高地、河童橋から小梨平付近、その奧には六百山、霞沢岳が見えます。
ここにいたるまで吹いていた風は独標の上では穏やかでした。

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焼岳から霞んでますが乗鞍岳、そして笠ヶ岳。
北陸に春一番をもたらした陽気は松本平でも15℃越えとなりました。
でも前日までの寒気が抜けたおかげで、西穂山荘から稜線歩きもさほど辛くはありませんでした。

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ここに来ると定番は西穂山荘のラーメン。今回は味噌を食べました。
お昼を少し回りましたが、予定より早くここまで来ましたので、ゆっくりできましたよ。

3779女性の単独登山者と独標登りの途中から前後して歩きました。

東京から自分の運転で来られていて、先週は御嶽山に登ったと話していました。
以前、友達と来た時はトラバースで友達が落ちた(無事だった)そうで、再度の挑戦とのこと。

最近はこういう方によく出会いますが、実行力は女性の方がありますね。もっとも、単独で来ても声をかけてくれ人が周りにいるのは女性の強みかも知れません。

3075多くの方が残念に思うのは、登山口となる新穂高温泉の駐車場の対応でしょうか。
現在工事中という事もありますが、第一は観光客用、第二は工事中で使えず、このターミナルにある仮設トイレ脇から下ったスペースが登山者用として開放されていますが、案内が不親切でした。

夏場の登山者用駐車場は雪に埋もれているし、同じロープウェイ代を払っているのに、どういうことでしょう。
こういった不親切な対応は、中央アルプスでも感じました。


夏沢鉱泉から硫黄岳へ<2014/2/25~26>

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2354e硫黄岳から見た八ヶ岳の主峰、赤岳を初めとした南八ヶ岳の核心部。

今回はある会社の登山会メンバーと夏沢鉱泉泊で硫黄岳へ登ってきました。
リーダーとはやまたみ登山学校の同期。他のメンバーとは今回初顔合わせです。
自遊人は一応ガイドなもんで、それなりに冬山装備を持っていきました。ほら、なんかあった時に言われるしね。

でも幸い天気にも恵まれ、好条件での登山ができました。

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3751e久しぶりに浦野さんの夏沢鉱泉に泊めさせてもらいました。

茅野駅あるいは下の写真の桜平分岐まで戦車みたいなキャタピラのついた雪上車で迎えに来てくれます。(駅の場合は桜平で乗り換え)
温泉付きで着替えこそないもののタオルセットもついてるので観光客も比較的気軽に訪れることができます。
ちょうど蕎麦打ちに一式持って訪れてたお客さんもおられました。

水力・風力そして太陽光と自然の恵みを活かした小屋は、夜でも電気を使うことができます。エネルギーの自給自足のお手本ですね。

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小屋から見た北アルプス。槍穂や常念岳も見ることができて、ここに来ただけでも冬山の雰囲気を味わうことができます。

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2315e計画は全てお任せ。途中写真を撮りながらの参考で、コースタイムは結構厳しめと思いましたが、さすがにまだ40代なこともあって計画通り歩けたのは大したものです。

元々の計画では初日に硫黄岳に登る予定でしたが、風も強く、雲も多いことから翌26日に登りました。

ネットを屈指して天気からコース概要、宿の様子を調べるところは現代ですね。
もちろん、山の天気予報なんてやってるわけありません。
高層天気図を解析して気象予報士などが予報を出すわけですが、知識があれば高層天気図を見ても予想できます。後は現地における観天望気がものを言います。

2363e実際はこの最後の部分が難しいです。
今回、風の強さにおいて、小屋の人は「いつもに比べて弱い」と言ったのに対して、あるグループは「風が強くて撤退した」という話しがありました。

冬の日本列島は偏西風の直下に入るので、風速20m/s位は当たり前で、そのくらいでびびっていたら冬山は登れないという感覚はなかなか経験しないとわかりません。
耐えて歩けるのは普通のレベル、耐風姿勢を常に心がけないといけないのが暴風の域に入ってきます。

雪崩も同じで、右写真は雪しわですが身近な場所でこんな風景が見られる時はいつ雪崩が起きてもおかしくない条件ですので、気を遣いながらの登山を強いられます。

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硫黄岳から見た北アルプス南部。槍穂連峰から常念山系などが一望できます。
手前に広がるのは霧ヶ峰から車山あたりですね。
この日は風も弱く、晴天に恵まれたので北信・西頸城から関東山地と360度の展望を楽しむことができました。

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金峰山の五丈岩は遠くからの目印、対して中央アルプスは特徴ある山がありません。
手前の富士パラ(富士見パノラマスキー場)が先日の大雪で周囲の山にも雪があるのでさほど目立ちません。記録的な大雪となった甲府方面はのぞむことができませんが、町の積雪が目立ちますね。

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乗鞍岳、そして浅間山。
松本から上高地・乗鞍方面へ向かう国道158号線は、降雪直後とこの26日気温上昇と降雨により2回も雪崩通行止めとなりました。
東信も記録的な降雪となり、被害が多く出ましたが、山にはそんなに多くの雪がないことがわかりますね。
この硫黄岳頂上もそうですが、風が強くて積もらないこともありますが、下層の雲による雪であったことがこんな風景からもうかがえます。

2349e山の風景は美しも厳しい。

いろんな表情を見せてくれるのが自然です。

こんな良い条件の時、安心できる仲間と登る山。
サポートするガイドも楽しみながら登れるので嬉しいことです。

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