東信の山

独鈷山(とっこさん)、春のトレッキング(後編)

95609564

「里山」というと穏やかな響きですが、北アルプスのように山小屋や地元の案内人が整備している所と違い、地域の人の生活の一部として整備されている所がほとんど。
昭文社のガイドブックもカバーしていない場所もあり、地図読みや地形の特徴をよくつかんで歩く必要があります。地形が変化し、国土地理院の登山道とコースが変わっている場所もあります。

955795589562

9566数々の奇岩。
フォッサマグナに位置するこのあたりの低山は激しい地殻変動とその後の風化により不思議な風景が広がります。

沢山湖コースは山頂に近い側は最初岩のやせ尾根もありますが、このような岩を回るようにルートがつけられています。

9567この写真を見れば左に標識がありますが、比較的広い杉林の尾根はうっかりしていますとまっすぐ進んでしまいます。

スギの木などにペインティングの目印もありますが、見えにくい所もかなりあります。
初めて訪れる人はよく注意して、もし不安になったら確実な場所まで戻ってから確認をしましょう。(多くはピンクテープの目印があります)

9513今回のコースタイムは登り1:40弱、下り2:00弱(いずれも各登山口から)と個人的にはかなりスローペースでした。

ここは「頂上まであと○分」の標識がよく整備されており、目安としてもかなり役に立ちます(但し沢山湖コースは少ない)。

頂上からは立木もあって360°の展望とはいかないですが、枝葉の少ないこの時期は木々の隙間から北アルプスも見えます。

9529

9531南の方に目をやりますと蓼科山が見えます。

ここからだとちょうど八ヶ岳は陰に隠れてしまうのですね。

9532写真ですと右手の方、西に目を移すと、車山や霧ヶ峰そして美ヶ原が見えます。

ちょっと鬱陶しいアンテナ群ですが、地図を見なくても同定ができるある意味いい目印です。

前日の冷たい雨、2000Mの峰は雪だったのでしょう。
ゴールデンウィークまであと2週間ちょっと。高い山はまだ冬です。

9518

東信の山らしく、東から北の方の展望は素晴らしい。
雲海に隠れ塩田平の町は見えませんが、浅間山の堂々とした姿にうっとり。
刻々と姿を変える雲の海を眺めながらお茶タイム。早くから登ったので誰も来ていません。

95469548

北アルプス側はちょうど松が邪魔で、さらに春霞。
前衛の常念山系とうまく分離できないので正直言って自信がないです。
ちょうど西に北アルプス南部が位置するはずなんですが・・・

9543爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳はわかりました。
でも写真じゃよくわからないなぁ~

どうしても北アルプスが見たいのだけど、春は駄目だな。
夏は木々が生い茂るから冬来なくてはなりませんが、去年だかも滑落事故が起きてます。

9505

北信、西頸城山群のほうはよく見えて写真もよく撮れるのですが、山がわからない。
行く回数も少ないからなぁ。今年は少しこちらも攻めたいと思います。

9525

さて、次はどこに行きましょう?
開通した立山も行きたいし、でも会議も行事も多いしそうこうしているうちに26日の燕山荘のオープンを迎えます。今年は初日に登ろうかな?泊まりは天気と気分次第。

独鈷山(とっこさん)、春のトレッキング(前編)

本宅記事から続き
Img_0001_2上田市と旧丸子町の境に位置する独鈷山(とっこさん)

うえだ観光ナビにも書かれています(独鈷山の案内はこちら)が、弘法大師が独鈷という仏具を山頂に埋めたという伝説にまつわる伝説の山として、またごつごつとした岩肌を持った険しい山なものの、1時間~2時間で展望の良い山頂に立てる里山として人気があります。

国道254号線からの宮沢コースは埼玉から信州に引越準備で通っていた時に登ったことがあります。
今回はやまたみ倶楽部での計画にもあった上田市側の前山寺コースを登り、主稜線をたどる沢山湖コースを下りました。
夕方からNPOの仲間の奥さんの告別式がありますので目標タイムは4時間。
計画通りに歩くことが出来ましたが、沢山湖コースは事前の情報通りわかりにくい道でした。
結構急で岩は苔がついて滑りやすく、注意しないと滑落事故の可能性もありそうです。

9614今回は麓にあるマレットゴルフ場を起点に周遊しました。
下山途中で山岳総合センターのリーダーコースで一緒だったOさんに会いました。仲間に会うのは先週に続いて連続。
皆さんいろんな場所で活躍されています。

標高は1266m、標高差は700m。
でも急登、やせ尾根、鎖場はないものの、準ずるような岩場があったりと標高差以上に結構楽しめます。

9490

9486前山寺コースの見どころは福寿草の群落。

国土地理院の地図では沢を直登するように書いてありますが、現在はうえだ観光ナビのトレッキングマップにもあるように、コースが大きく変更になっています。

福寿草はこの変更になったとりつきの部分の斜面に咲いています。

_

_
95729582

沢山湖コースの見どころは美しい苔の沢。
滑りやすくて歩きにくいのですが、沢の音を聞きながらマイナスイオンたっぷりです。

94829592

いつもアブラチャンだかダンコウバイだかよくわかりません。

948494859600

案内人がそんなことでは困るけど、本当に見分けにくいです。
花序と枝をつなぐ柄が無いのがダンコウバイ(アブラチャンは柄の先に咲く)そうだから、真ん中の写真以外はダンコウバイかなぁ。

続きはまた明日アップします。

火口原を歩く ~浅間山(前掛山) ~

015

ここは第一外輪山と第二外輪山の間に広がる荒涼とした風景。

013 014

でも写真を拡大してもらうとわかるように案外深い森があり、カモシカや野鳥達が住んでいます。写真左が第一外輪山・黒斑山ここから写真右のJバンドと呼ばれる場所まで外輪山の上を歩けます。(昨年の記事 <前編> <後編> )

016

ここからまっすぐ行くルートが今回の前掛山への道です。今まではロープが張ってありました。

009

浅間山荘から火山館を経て前掛山までの往復。牙山(きっぱ)の上の木が霧氷になっていました。

011

途中、カモシカ平と呼ばれる場所があります。今回は気づかなかったのですが、カモシカらしき糞や通った獣道は沢山ありました。この斜面に草すべりというルートがあるのですが、名前の通りキツイ登りです。

012

荒々しい火口壁が迫ります。

010_2

青い空に刷毛ではいたような雲が気持ちよさそうです。 

雲の絨毯 ~浅間山(前掛山) ~

003

山に登り始めた頃は雲海を見ると「あ~素晴らしいなぁ~」と感動したものですが、何度も出会うと「他の山が見えないなぁ~。麓の様子は??」と不満も感じたりします。ともあれ、刻々と姿を変える雲の姿は美しいです。

004

第一外輪山越しに見る北アルプス北部。鹿島槍から白馬三山を確認できました。撮影当日(11/17)は時間との勝負。北アルプス方面は晴れていても、手前は厚い雲に覆われては眺望は望めません。駆け上がりたいのですが、火山特有のザレた急斜面は辛いです。

006

天気の良い日でも朝は霧に覆われる事が多い、群馬県嬬恋村側。キャベツ畑広がるこの地の名前は一度は耳にした事があるかと思います。ここを抜けて東にどんどん走ると話題の八ッ場ダム予定地のある吾妻渓谷へと至ります。

005_2

ところでこの山は四阿山(あずまやさん)かいな?

007

槍穂高連峰。よく見えると手前の常念岳がわかります。今回はコンデジ持っていかなかったのでこれ以上光学ズームでひっぱれない。強風でぶれてるので拡大もできませんが、山の輪郭でわかります。

008

第一外輪山全容が見渡せる場所まで来た頃には、手前の雲がだんだん視界を遮る事が多くなってきました。

この日出会ったのは、先行登頂者1人、途中で追い抜いた若者男女3人組と単独おじさん1人、下山中に2~3人。第一外輪山を回ってくる人とは出会いませんでした。若者達は初めてらしくて歓声をあげていましたよ。   

黒斑山・秋のやまたみ倶楽部山行(後編)

024さて、外輪山散歩もおしまい。車坂峠から一台の車でくると、ここで引き返すか、下って登り返さないと帰れませんが、今日はマイクロバスの送迎有りです。

025この道を遠くに見える牙山の脇を抜けて、どんどん歩いていきます

026でもその前に、この岩陵から下らねばなりません。

027足元に気をつけながら、慎重に下ります

028どんどん下ります。上には岩。落ちてこないかなぁ~。心配ですが歩いている人は下が気になります。

029岩場は抜けました。時間にすると数十分ですが、今回のコース一番の危険箇所です。

030眼前には雄大な浅間山。手前は前掛山といいますが、現在は噴火危険レベル2のため立ち入り禁止になっています。(入る人はいますけど・・・

031あともう少しで下りきります。

032約20分後には下の原っぱに到着。下から見上げるとこんな所です。

033上からは見えませんが、火山らしい荒々しい岩肌です。

034黄色く紅葉した草原と黒い岩肌のコントラスト。

035岩肌をぬうように草原が広がっています

036さて、ここで少し休憩を取った後、下山口にある火山館へ向かって出発。

037カラマツもここではハイマツのように背が低い。

038でも、ひとつゆるやかな丘を越えると、徐々に高さを増していき、やがて森を形成するようになります。

039約40分後、火山館に到着。一服後、館長さんの案内で近くにあるクレーターを見に行きました。

040もう少しすればカラマツの黄葉が綺麗な事でしょう。この火山館は冬も開いています。館長さん、一人でご苦労様です。

041約20分後下山開始。ここからはひたすら下っていきます。

042牙山と紅葉、沢は温泉成分を含んだ水がしみ出しています。

048鉄分が多いので真っ赤っか

043こちらは白い砂礫です。硫黄の臭いもします。気分は

044このあたりは紅葉が綺麗です。

045_2笹原の中の道。今日は時間に余裕があるのでのんびりです。

046途中二ノ鳥居からは不動滝へ下る道と緩やかに下る2コースに分かれます。合流点まで2グループに分かれました。(ほんのちょっとだけですけど)

047長い森の中を下って16時過ぎ天狗温泉到着。ここはタオルが真っ茶色に染まります。ちょっとぬるめですが、温泉は気持ちよいですね。

バスに乗り込むと予報通りのにわか雨が降り出しました。この後、渋滞にもあわず無事帰路につきました。

黒斑山・秋のやまたみ倶楽部山行(前編)

001山は紅葉シーズン。今日は9月27日、やまたみ倶楽部の山行で出かけた黒斑山(浅間山の外輪山のひとつ)の記事です。

002やまたみからサポートスタッフ2名の計12名での山行。スタート時の天気はあいにくの霧・・・浅間山見えるかなぁ

003車坂峠から登り始めて1時間半、シェルターのある場所まで来ました。避難小屋となっていますが、火山弾避け目的なので、雨露しのげるだけです。

Map今回のルート。マイクロバスが利用できたので、外輪山への登り返しがありません。ただ、歩く距離はやや長いです。

004ガスが晴れる事を期待しながら、トーミの頭まで来ました。でも視界はいまいちなので、そのまま黒斑山頂上を目指していると、やがて外輪山が姿を現してきました。でもまだ浅間山は見えず

005_2頂上で記念撮影をした後、黒斑山を後にして、更なる晴れ間を期待しつつ外輪山巡り

006浅間山と外輪山の間に広がる広い笹原と樹林帯。ガスが少しづつ上がっていきます

007少しづつガスが晴れてきました。もう一息

008黒斑山が遠くなっていきます

009蛇骨岳が近づいてきました。ここで少し早めの昼食タイム。風があたって寒い

010群馬県側(嬬恋村)は雲の中・・・この霧が美味しいキャベツを育てます。

011さて、さらに仙人岳、鋸岳といくつかの峰を越えていきます

012浅間山がすっかりその姿を現しました。ここまで来た甲斐がありましたね。

013帰りはこの木々と笹原の中をまっすぐ進んでいきます。

014上がる噴煙、美しい景色に一同うっとり

015下降地点のJバンドへ向かって、広い尾根道を歩いていきます。

016浅間山がどんどん近づいてきます

017 約20分で仙人岳に到着

018さらに下っていきます。陽が当たると紅葉が冴えます。

019足元に気をつけて慎重に下ります。ここは火山岩なので岩は丸く、砂礫は滑りやすいです。

020浅間山がはみ出るほどでかくなってきました。

021群馬県側で雲はせき止められています

022はい上がることなく、このあたりでせき止められて動きません。せき止められているというより、風下側に滞留している感じです。

023流れる雲は芸術家。山肌にいろんな模様を描き出します。

< 後編へ続く >

安曇野の光と風

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31